ポエム 2007年5月4日
*妹
いもうと
なんて やさしい ひびき
フェミナンで やわらかな あまい かおりがして
私に 妹が できた
その人は 私たちに 遠く日本から
美しいお茶碗と一緒に やってきた
私たちの名前を描いた お茶碗
薄くて 軽くて きゃしゃな それに
愛をいっぱい入れて
一緒に何日も プロヴァンスを歩いた
沢山 疲れたでしょ? って
ほほえんだ 妹
もしも 私の疲れが 妹のせいだとしたら
世界で一番 美しい疲れ を知った
旅の終わりに かえりたくない って
もっと一緒にいたい って ほほえんだ妹
ぶどう畑を愛し 石畳を散歩して ココリコに 感激してた
マルセイユ空港で 手を振って かわいい目が潤んでいた
妹
2006年 3月
*アンニュイの正体 ポエム
朝から雨が降るパリ
目覚めのベットの中の居心地
怠け者のあせり
通り過ぎた たそがれ
好奇心を残して
たたずむ
虚脱感
新しい夢が訪れる
少し手前
空白の時
小さな嘘のくすぐり
生まれた意味を探る心
明日が自動的にやってくる今日
明日の遠い思い出
古い過去の近くに在る呼吸
虹の下へ向かって 追いかける少年
水分を求めている体
心の片隅の乾き
語りかける夕陽の静けさ
込み合ったメトロ
降りそこねた自分の駅
通り過ぎた母性
守護霊のやさしさ
真昼を通過した白い月
遠い昔の父と母の ひそひそ話し
祖母の白い おっぱい
子供の頃の弟の笑顔
娘の寝顔
少しの幸福と不安
知らない世界への苛立ち
今日の命の音
内臓にある魂
空想の世界の天使
地球の外の何かとの間
晴子みしゃろん